「売りたい」vs「残したい」兄弟で意見が分かれたら?|相続不動産トラブルを防ぐ3つの考え方【鹿児島】
みなさんこんにちは。 鹿児島市で不動産買取を専門に行っている「株式会社アートホーム」です。 この記事では、兄弟間で相続した実家の意見が合わないときに整理しておきたいポイントを解説します。 「売りたい」「残したい」「貸したい」――意見が分かれたとき、何から考えればよいかがわかる内容です。 相続した実家の扱いに悩んでいる方や、兄弟間でまだ話し合いができていない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. 相続した実家が「共有名義」になると、どんな問題が起きるのか?
親が亡くなり、兄弟で実家を相続したとき、遺産分割協議(相続人全員で遺産の分け方を話し合う手続き)がまとまらないまま放置すると、実家は自動的に相続人全員の共有名義になります(民法第898条)。
共有名義の状態では、実家の売却・長期の賃貸契約・大規模リフォームなど、物件全体に関わる決定には共有者全員の同意が必要です(民法第251条)。
一人でも反対する人がいれば、どんなに多数派が賛成していても、売却を進めることができません。
また、共有名義のまま時間が経つと、共有者が次の世代へと相続され、関係者がどんどん増えていきます。
気づけば「誰が共有者なのかわからない」「連絡が取れない親族がいる」という状況になりかねません。
共有名義は、放っておくほど解決が難しくなる問題です。
2. 意見が合わないときの3つのポイント
いざ話し合いを始めようとしても、感情的になってしまうと話が前に進みません。
まずは次の3つを冷静に整理することが、スムーズな解決への第一歩です。
▶ ポイント①「誰が何を望んでいるか」を正直に出し合う
「売りたい」「手放したくない」「自分が住みたい」「賃貸に出したい」――それぞれが何を希望しているかを、まず言葉にして共有することが大切です。
意見が合わない場合も、なぜそう思っているかの背景を聞き合うことで、折り合いがつきやすくなります。
たとえば「売りたくない」という兄弟が、実は「相場より安く売られたくない」という不安から来ているケースも少なくありません。
感情ではなく「希望の中身」に焦点を当てると、糸口が見えてきます。
▶ ポイント②「今の実家の価値」を数字で把握する
話し合いの前提として、実家が今いくらで売れるかを知っておくことは非常に重要です。
「高く売れると思っていたのに」「二束三文にしたくない」という感情的な対立も、実際の相場を知ることで落ち着くことがあります。
不動産会社に査定を依頼すれば、簡易査定(机上査定)であれば早ければ数日以内に概算が出ます。
訪問査定では担当者が実際に現地を確認するため、より精度の高い価格がわかります。
まず「現在の価値」という共通の出発点を持つことが、冷静な話し合いにつながります。
▶ ポイント③「解決の手段」が複数あることを知っておく
売却だけが唯一の答えではありません。
たとえば、「1人が他の兄弟の持分を買い取って単独所有にする(代償分割)」「全員で売却して現金を分ける(換価分割)」「自分の持分だけを不動産会社に売る」など、選択肢は複数あります。
どうしても話し合いがまとまらない場合には、法律に基づいて裁判所に共有状態の解消を求める「共有物分割請求」(民法第256条)という制度も存在します。
ただし、訴訟にまで発展すると、費用や時間の負担に加え、兄弟関係が修復困難になるリスクもあります。
できる限り話し合いの段階で解決することが、全員にとって最善です。
3. 「揉める前」に動く
相続後の不動産トラブルは、「そのうち話し合えばいいや」と先送りにしているうちに深刻化するケースが非常に多いです。
共有名義の状態が長引けば長引くほど、権利関係は複雑になり、売却や活用の選択肢も狭まっていきます。
鹿児島市内でも「兄弟で意見が合わず、何年も空き家のまま」というご相談を多くいただきます。
早い段階で専門家に相談することで、感情的にならずに客観的な情報を共有でき、兄弟全員が納得しやすい着地点を見つけやすくなります。
査定だけでも、話し合いの糸口になることがあります。
4. まとめ
兄弟で相続した実家の意見が合わないとき、大切なのは「感情より先に情報を整理すること」です。
共有名義の問題点を理解し、現在の実家の価値を把握し、解決の手段を知っておくだけで、話し合いの質は大きく変わります。
「まだ兄弟と話し合えていない」という段階でも、まずは一度ご相談ください。
鹿児島の地域事情に詳しい買取スタッフが、状況を整理するところからお手伝いします。
株式会社アートホーム 買取スタッフ
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